真岡鉄道の50系客車
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蒸気機関車が牽引する「SLもおか号」を運行する真岡鉄道がJRから譲り受けた50系客車。季節運転とはいえ、ほぼ定期列車的に運転され、しかも塗装以外はほとんど原型に近い50系が現役で使用されている点でも大変貴重な存在である。自動ドアである50系に圧縮空気を供給するため、C12 66及びC11 325には元空気溜め引通し管が増設されているのも面白い。
さらに、この真岡鉄道の50系客車は、蒸気機関車にけん引されるため、蒸気暖房を使用しているという点でも注目に値する。連結器の下に見える太い管が蒸気暖房用蒸気管である。
写真は、「SLもおか号」が下館駅に到着後、6103レとなって折り返す際の、ディーゼル機関車を連結する前の一コマ。後方に蒸気機関車の煙が見える。この6103レは、「SLもおか号」の回送を兼ねて客扱いをするため、SL整理券不要で乗れるのでお勧めである(ただし、当時のメモを見ると、蒸気暖房は下館到着後カットされる模様。)。今は新型コロナウイルス感染症の蔓延により運休する日もありそうだが、早く日常が戻ってほしいものだ。
2003.3.15 真岡鉄道 下館駅 LEICA M4-2+CANON 50/1.8(TypeII)
アルバム: 50系客車のアルバム
タグ: 真岡鉄道
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