キシタホソバ#2

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日本亜種
Eilema venusta aegrota (Butler, 1877)
ヒトリガ科 コケガ亜科

東京都東大和市 2021.5.26 前翅長約18.5mm

低地から高地に広く生息。
色彩の濃淡には個体差、地域差がある。
キマエホソバに似るが、本種は前翅第三、第四径脈（R3とR4）が分岐し、
径脈が5本、同種は通常分岐せず4本。
触角は各節に1対の刺毛を伴う微毛状で、性差はほとんどない。
夏生は小型化するが、高地のものはむしろ大きい。
灯下にいた。

ホソバ類の多くはシンプル過ぎる色彩と形状を持ち、
個体数が多く、発生期には灯火やライトトラップに大量に飛来し、
機材はもちろん何故か衣服などにもやたらととまるため、
特に稀種や人気種中心に追い求める人でなくても、
つい邪険に扱ってしまいがちな仲間（苦笑）。
車内に入り込むことも多いため、
人為的な長距離移動が最も多い仲間かもしれない。
分布：北海道、本州、九州、対馬、屋久島
成虫出現月：5〜6、7〜8、9
幼虫食餌植物：地衣

G1643-2

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