テングアツバ#15
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Latirostrum bisacutum Hampson, 1895
ヤガ科 アツバ亜科
♂
東京都八王子市 2021.11.18 前翅長約23.5mm
他に似た種がいない枯葉擬態のアツバ。1属1種。
本種の存在を知らなければ、間近に見ても蛾とは思わないかもしれない。
静止した姿のリアルさは、アツバ亜科共通である三角形のフォルムを
大きく外した点でも特異な存在。同亜科では突出して大型なのも、
枯葉のリアルさを求めた結果かもしれない。
模様は変異に富み、全く同じ模様の個体はいないと思われるほどで、
パターンが一定ではないことも擬態効果を高めていると思われる。
同じ枯葉擬態蛾であるムラサキシャチホコとは対照的なアプローチ。
静止している姿が印象深いので、このようなアクティヴなイメージは薄い。
この直後に飛んで逃げたが、すぐ近くの木に貼り付き即座に枯葉に化けた。
♂の触角は微毛状、♀は糸状。糖蜜に飛来。
分布:本州、四国、九州、
インド
成虫出現月:7〜10、3〜4(成虫越冬)
幼虫食餌植物:ミヤマハハソ、アワブキ
林縁の構造物に貼り付いた様子(別個体)
http://photozou.jp/photo/show/1433095/241675156
ムラサキシャチホコ
http://photozou.jp/photo/show/1433095/263083221
G0727-15
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