テングアツバ#03
Latirostrum bisacutum Hampson, 1895
ヤガ科 アツバ亜科
山梨県大月市にて。
枯葉そっくりの姿で、
木や枝などにとまっているとその擬態の効果は非常に高く、
人間の目にも、本種を知っていないとなかなか見えてこないだろう。
模様の個体変異が激しく、
斑紋の有無やパターンなどにかなり違いがある。
撮影できた個体のバリエーションをいくつか掲載する。
成虫出現月:7〜10、3〜4(成虫越冬)
幼虫食餌植物:ミヤマハハソ、アワブキ
3.31撮影。
G0727-3
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コメント (7)
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ヤママユほどではありませんが、テングアツバにもこれほど興味深いバリエーションがあることに気付きませんでした。
monroeさんの着眼点がすばらしいです。
それで過去に撮ったテングを振り返ってみましたら、けっこうこないだ撮ったものと模様が異なっているのを発見した次第です。
http://photozou.jp/photo/show/176754/1345496772013年4月21日 17:01 norak のら (8)
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テング蝶は何度も撮っていますが、テングと名の付く蛾は見た事がないですね
それで今日、以前にお聞きしたトイレを巡り歩きましたよ、見つけたのは
一種類だけですが、これが女子トイレで、後から入ってきた女性に変な目で
見られましたよ、鳥撮りはカメラマン同士でよくトラブルを起こしますが
虫撮りはカメラマンのトラブルはありませんが、変人に見られたり、
怪しまれて職務尋問を受けたり、のんびり撮影は出来ないですね
今日撮影したのは名前が分からず、多分シャクガ科と思いますが同じ物が
訪問したトイレ二件にいましたよ、あっははトイレで撮影したのは初めてです2013年4月21日 18:44 JOA (9)
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のらさん
蛾の面白いところのひとつは翅模様の個体変異が激しい種類が多いことで、
蝶や他の昆虫には顕著には見られない特徴かもしれませんね。
ひとつの種のバリエーションを追いかける楽しみ方もあると思います。
蛾の翅模様は迷彩効果を狙ったものが圧倒的に多いですが、
個体差が激しいということは、天敵に「あいつは旨い」と、
種を特定されないようにするための、別の意味での迷彩なのでは、
と思うことがあります。2013年4月22日 00:32 monroe (30)
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EOSさん
テングアツバは3〜4cmはある割と大きい蛾なので、
この独特なスタイルが印象にあれば、
木や街灯の支柱などにとまっているのを発見できるかもしれません。
女子トイレは気を遣いますよね。
外から撮りたい蛾がいるのが見えた場合、
連れが一緒の時は大丈夫ですが、なるべく誤解を避けるために、
一人の時はあたりに人がいないか確かめてからにしています。
運悪く鉢合わせした時は、変に慌てず、
笑顔で「すみません、ここにいる蛾の写真を撮っています」と声をかけ、
必要なら写真を見せ、すぐに出て行くようにしています。2013年4月22日 00:44 monroe (30)
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なるほど、おもしろい発想ですね。
蛾の模様と色には保護色、擬態、警戒または威嚇迷彩などが一般的に言われていますけど、「あいつは旨い」と特定されないための個体変異ってあってもおかしくないですね。
長い年月のうちに天敵も経験学習を子孫に伝えることは十分考えられます。
そういう見方で蛾を見るとまた今までと違った興味も湧いてきますね。2013年4月22日 04:18 norak のら (8)
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テングアツバは完全なニンジャムシです。
2019年10月13日 16:37 TAKESHI〜鉄道と競馬が好き〜 (158)
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TAKESHIさん
おっしゃる通りですね。(^^)
落ちた枯葉にしか見えないフォルムはもちろん、
どの個体も少しずつ色模様が違い、芸が細かいですね。2019年10月15日 21:11 monroe (30)
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